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自己肯定感を向上させる!リフレクションの実際を解説します。

リフレクションとは、自身の考えや思考、または行動を言語化して、アウトプットすることによって、「反射」のように返ってくる反応(自分自身の反応もあれば、自分ではない他の人からの反応)から、新たな気づきを得る方法です。

リフレクションに必要なことは、自身の考えや思考、行動を肯定的に捉え、自分で自分を承認し、自己肯定感を向上させることです。

リフレクションを効果的に行うには、できれば3~4人のグループで実践するのがよいです。

なぜなら、リフレクションは、自分自身に向けたリフレクションと、相手の反応から得るリフレクションもあるからです。

では、リフレクションの進め方について、具体的に説明していきましょう。

イントロダクション

まずは、自分の行動をメモでもよいので、紙に書き出してみることから始めます。

その紙には、自分の行動のある一場面を抜き取り、その時の行動の事実、その時の感情、もしその時に相手がいる場面であれば、相手の言動・表情なども書いておくとよいです。

「リフレクション・シート」などでネットで検索すると、それらしいフォーマットがいくつかヒットします。

しかし、そのようなシートを使うと堅苦しくなってしまうので、最初はメモ程度でもよいと思います。

グループ・ワーク(雑談程度もよいです)

周りに数名、人がいる状況であれば、以下の内容に沿って、話合ってみましょう。

1)印象に残った場面とその場面を選んだ理由、その場面から考えたことを率直に話しててみましょう。

2)その後に、他の話を聞いている人たちは、「それはいいね」「自分も同じことをしたかもなあ」などの承認を行います。

3)さらに、「違う考えもいいかもね」などの助言も行います。

4)そして、最初に話をした人は、他の人から言われた内容に対して、思った事を言います。

これらを何度か繰り返しているうちに、最初に話をした人の言った内容や思いとは別の感情が生まれてきます。

この気づきがとても大事で、「新たな自分の発見!」です。

効果的なリフレクションを行うには「相手の存在」が重要

リフレクションは直訳すると「反射」という意味を持っています。

普段、私達の顔の形や表情は、鏡のような、反射するもので確認することができます。

その顔の形や表情を自分の思いや考えに置き換え、また、投影するものを文字や言葉に置き換えると、自分自身で行う「リフレクション」になります。

しかし、私たちの生活の中には、実際には鏡では見えない部分もたくさんありますね。

例えば、背中や頭の後ろなど、そういう見えない部分はどのように認識するかというと、他の人から見てもらい、指摘してもらうことで認識することができます。

それが、他の人からのリフレクションに当たります。

自分自身が行うリフレクションに加えて、他の人から、承認をもらって、いろんな新たな気づきを得ることができるのです。

やはり、人は自分一人で出来ることは限られているのです。

自分以外の人の助けがあってこそ、成長につなげることができるのですね。

まとめ

リフレクションは、自身の思いを言葉や文字にすることで、新たな気づきを得る手法です。

自分に自信が持てない、そのように思える方は、仲が良い友達を数名集めて、普段の何気ない行動を文字化し、言葉にして、リフレクションを実践してみて下さい。

自分の良いところが、たくさん見えてくると思いますよ。