学生さん応援ページ

プロセスレコードの考え方を応用して、看護師国家試験勉強を効率化しよう!

看護師国家試験の勉強をより効率的に行う方法を紹介します。

この記事では、プロセスレコードの考え方を活用した国家試験勉強のコツをご紹介します。

プロセスレコードと国家試験の勉強法、一見、相容れないと思われるかもしれませんが、実はこの2つを組み合わせた勉強法はとても画期的で、勉強の効率を飛躍的に向上させることができるのです。

プロセスレコードの概念を理解する

プロセスレコードとは、本来、他人との関わり方を振り返り、言語化し、他人との関わり方における、自分の強みや弱み、他人の強みや弱みを明確にすることで、よりよい関係性の構築を目指す手法です。

多くは、患者さんやスタッフ同士の関わり方を改善しようとする際に、よく用いられる手法です。

では、このプロセスレコードを国家試験の勉強に応用するとは、どういうことでしょうか。

それは、自分の勉強のやり方そのものを、客観視するためのツールとして、このプロセスレコードの手法を用います。

具体的には、自分はどの分野が苦手なのか、どこが一番進んでいるのか、どの分野の改善が必要なのかを言語化または文字化することで、やるべき勉強の内容を明確にします。

実は、意外にやれているようでやれていないことが、この「言語化」「文字化」です。

一昔前に、「レコーディング・ダイエット」というダイエット方法が流行ったときがあって、いまでも、その方法を取り入れてダイエットに成功している人は沢山います。

「レコーディング・ダイエット」とは、自分がその日に食べた物や行った運動をノートに記録するだけの単純なものです。

しかし、この単純な方法が、非常に効果を示します。なぜかというと、いままで「なんとなく」考えていたことを、実際に文字にして、改めて見てみると、自分が想像していた以上の事実を目の当たりにするからです。

人は、無意識に自分の都合の良いように考えてしまう生き物ですので、いろんな物事がうまくいかない原因も、意外に、そこにあることも少なくありません。

多くの人は現実を直視することが怖いので、どうしても、都合の良いように考えてしまうのです。

しかし、それではやはり根本的に問題を解決することはできないのです。

目標を達成するには、現状分析がもっとも重要です。つまり、何事も己を知ることから、始めなければいけないのです。

そういう意味でも、プロセスレコードは非常に効果的な現状分析のツールとしても活用できます。

プロセスレコードを活用して、まずは自分の現状をしっかり理解しよう!

では、プロセスレコードを活用した、国家試験の勉強法に取り組んでみましょう。

現状分析

まずは、現状分析です。

🌟今の自分の強み(得意分野)を書き出す。

🌟今の自分の弱み(苦手分野)を書き出す。

ノートに自分の得意分野と苦手分野を書き出してみましょう。

文字にすることで、「なんなく」から「確実なもの」を見つけていくのです。

次に、国家試験の模擬試験を受けたことがある方は、直近の模擬試験の結果を、もう一度、見直してみましょう。

その結果と、自分が思っている強み(得意分野)と弱み(苦手分野)と、実際の点数に違いがないかを確かめます。

意外に、自分が思っている強み、弱みと実際の結果が違っていることがあります。

そのことに気付くことが非常に重要で、これに気付くことができるのは、プロセスレコードの考え方の強みと言えます。

自分の強み(得意分野)をさらに伸ばす

受験勉強でやりがちなことは、苦手分野から取り組んでしまうことです。

もちろん、人によっては、その方が効率的なこともありますが、苦手分野を勉強のは、精神的にも非常に負荷がかかります。

ただでさえ勉強は「辛い」ものですので、そこに追い打ちをかけて、精神に負荷をかけることはおススメしません。

そのため、まずは得意分野から勉強を始めましょう。

得意分野から勉強を始める目的は以下の通りです

🌟勉強に対するモチベーションが維持できる

🌟集中力を維持できる

🌟達成感を得られる

モチベーション・集中力・達成感、これらは、どの勉強法にも言えることがですが、その効果を最大化するために必要不可欠な要素です。

得意分野の勉強が進むにつれて、おのずと苦手分野の勉強にも手が伸びるようになります。

それは、上記の3つの要素が、原動力となって、自然に勉強する「頭」が出来てくるからです。

勉強の過程を見返して、達成感につなげる

プロセスレコードは、自分の強みや弱みを把握するだけではなく、進捗(しんちょく)状況の管理にも役立てることができます。

おそらく、国家試験の対策ノートは、皆さん、作っていると思いますが、進捗(しんちょく)管理表を作ることはほとんどないと思います。

しかし、この進捗(しんちょく)管理表が非常に大事です。

なぜなら、常に、自分の現状を把握することができて、次に何を勉強すべきかを迷わず決めることができるからです。

進捗(しんちょく)管理表を作る際に、是非参考にしてほしいものとして、国家試験の出題基準があります。

看護師国家試験の出題基準は、厚生労働省のホームページにありますので、だれでもアクセスしてみることができます。

プロセスレコードを用いた国家試験勉強法の具体的な手順

ここでは、プロセスレコードを活用した国家試験勉強の具体的な手順をご紹介します。

まず、学習計画の作成と管理にプロセスレコードの考え方を活用して、書き出してみることです。

次に、プロセスレコードを使用して、学習の進捗状況を確認することです。これは、各模擬試験の結果を記録し、異なるトピックにおける自分のパフォーマンスを測定し、どこが優れていて、どこにもっと集中する必要があるのかを理解することを含みます。

さらに、勉強したトピック、その難易度、どの分野にもっと注意を払う必要があるかを記録するための表を作成することもできます。

最後に、プロセスレコードを利用して、弱点や効果的な勉強方法を確認することができます。

これにより、改善すべき点を見つけたり、さまざまな勉強方法を試して自分に合った方法を見つけることができます。

これは重要なことです。なぜなら、個人によって、より効果的な勉強方法が異なる可能性があるからです。

まとめ

プロセスレコードを活用した看護師国家試験の勉強法は、非常に効率的なツールになりえます。

モチベーションと集中力の維持、自分自身の強みと弱みの把握、効果的・効率的な学習計画の作成と実行に役立てることが出来ます。